田野駅屋にズームイン
生産者の声
「私は木材市場で働き60歳で退職しました。それから野菜づくりをはじめた素人みたいなものですが…それがいつの間にやら活性化協議会の会長に!。現在登録されている組合員は180軒です。田野駅屋が成功し組合員が増えすぎたので、出荷は町内の方を優先しています。組合員の共通認識としては、地場産品を意識して、市価より安く、安心安全の野菜ということに重点を置いていますね」。
田野駅屋の活性化協議会会長の居谷卓さんは、温和な人柄と民間企業で培った経験からリーダーシップを発揮し、会長として組合員をまとめています。自らの野菜づくりは豆類が5~6種類、ニンジンやジャガイモ、カボチャ、トマト、スイカ、レタス、白菜など、一畝(いっせ=一反の十分の一)ずつ種類を変えて、いろいろな野菜をつくっています。
近年は田野町教育委員会から依頼があり、小学生の農業体験の場を提供しています。今年はダイコン、カブ、ジャガイモ、ニンジンの4種類の野菜を、班ごとに種蒔きから収穫までを実施しました。「学校の給食では野菜をあまり食べない子も、ここに来たら良く食べるし、農作業をすることで野菜好きになっていきますね」と居谷さんは優しい表情で話してくれました。